有機JAS取得

2018.12.17

有機農業をやっていて、栽培や肥料や色々なことに気を使い、できるだけ、自然で、自然のパワーそのもので野菜を育てて、消費者にそれを食べてもらうことで、色々なことを感じてもらえればいいなぁという思いで、日々農業をやっている。

今の世の中は、経済が第一主義なので、なかなか農家も無農薬などとこだわっていられない。スーパーで並んでいる野菜は化学肥料をがんがん吸った、農薬をおそらく何度もかけているであろうピカピカできれいなジャンボな野菜だらけです。見た目が悪いと売れないからです。なので実際の本来の野菜の姿や味はなかなか消費者のところにはいく機会がないと思います。野菜を作ることは、天気に左右されるし、大変なわりに低価格なので、農家はやむをえず、皆がもとめるものを作っているのです。しかし、近年の特に若者を中心に、環境汚染や、自然志向で、オーガニックを求めている人が多いのです。にもかかわらずあいかわらず、農業も流通も政策も古いやりかたから抜ける気がありません。これだけ環境を汚染して、人々がアトピーなどで苦しんでいるにも関わらずです。

今の豪雨や猛暑などはもう無理だ!いい加減どうにかせえ!という自然界からの警告なのに。

私は野菜が有機で育ち、自然に作られた野菜の味を試していただけたら、感がえ方や行動の仕方がかわるんじゃないかなぁと思い、有機農業をやっている。それでも、これまでいつも間違った野菜の見方や、無知な考えで販売する際ももんもんとなるような事に遭遇した。せっかく体にいいものを作って人に食べていただきたいと思っているのに、その間で、結構邪魔をする人は多いし、私が新規で、経営がなりたつような農業は無理だと馬鹿にしている人たちから、理不尽な対応をさんざんされた。そういう人に限って、野菜の見方を知らず、えらそうな態度で硝酸態窒素満載の野菜を賞賛している。気の毒に思いながら、ある程度のところで黙ってしまうが、禿げるんではないか?と思うくらい腹わたの煮えくり返るような経験もたくさんした。

そんな三年目のこの夏、私は有機JASを取得する事が出来た。

今まで、”有機”とか、”無農薬”とか言えなかったけど、トマトに関しては、オーガニックとどうどうと言えるようになりました。感無量です。暑いさなか、書類作成、検査、すごい時間がかかってしまい、この夏のトマトには間に合いませんでしたが、これから”有機野菜”と言う事が出来て嬉しいです。

別にこのマークがあるから良いというのではないですが、不安な消費者の方には安心していただけるんではないかなぁと思います。そして、山の中、畑にうもれてあの子大丈夫かな?と思われている方々にも私は”毎日有機農業をやっているんですよ”と言えます。

少しずつ、形になっていってうれしいなと思うこの頃です。やっとスタート地点についた感じです。しわしわいきますので、宜しくお願いします。

トマトハウスのマルチをめくったら、きのこが生えてた

 

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