一年目は栽培と収穫出荷でとりあえず、どこまで自分でできるのか?という経験で春から夏までもくもくと畑と出荷先を往復していた。
二年目は。 新たに販路を開拓しよう!という目標をやってみた成果は!
はじめての徳島マルシェに出店したところ、たくさんの方に声をかけていただいたことと、たまたま通りかかった徳島SOGOさんのバイヤーさんにも声をかけていただいて、私の上勝レッドはひょっこり徳島SOGOさんにひと夏おいていただけた。農業を始める前に、いたるところの百貨店に勉強のために見に行っていたピカピカの場所に私のトマトが並んでいる様子は、毎回納品に行く際、見るたびにものすごいハイになってしまい、うっとりしてしまい、担当者もびっくりされていただろう。研修中に見学に行った高知の農家さんのトマトも並んでいて、あ~みなさん頑張ってられるのだなぁとほんわかしました。
地元のイタリアン pertronareさんも おいしいパスタに私のトマトを使ってくださり、本当にうれしかったです。パスタは、複雑なスパイスが効いて、おおらかで爽やかな味わいが本当においし~な~といつも思いました。料理は人柄が出るのでしょうか。
東船場の自然酵母パンO-ba’shさんも私のトマトをランチセットに使ってくださりました。大好きな自然酵母パンのお店のランチプレートに私のトマトがのっていてこれまた感無量でした。
地元の産直店にも置いていただいていて、たびたび地元の方に声をかけていただき、”おいしかった” とか”いつもお弁当にいれてるよ”とか、言っていただきすごくうれしかったです。
この夏は去年よりは余裕がありましたが、やはり繁忙期は、どたばた始終していて、ゆっくりお話をしたり、お礼を言ったりする暇がないので、申し訳ないなと思います。いっときの瞬間に大変とうれしいがドカっとくるのです。考える余裕がなく、そしてへろへろ状態が続き終わった後にいろいろなことが回想されてやっと理解できる感じです。繁忙期が終わった後で、その年の成果が熟成されてあとで形になるようなのが二年目でわかってきました。
夏はやはり暑さと忙しさでかなり地獄ですが、それが過ぎ去ると、ご褒美のようにきもちのいい秋が待っていて、皆さんの温かさがじわじわじんわりきだします。自分のトマトがいろんな場所にひょっこりしていたんだなと思うとうれしくて本当にありがたいです。
農業研修中にいつもきれいだなぁと眺めていた百貨店の他の方の野菜の中に私のが並んでいるのを見るたびに、にんまりハイになってしまい、目をひんむいてしまい、さぞ変なやつだったことだろうな。憧れのレストランやカフェのお皿に私のトマトがひょっこりいるのをみると胸がいっぱいになってしまいました。
暑さの中、他の色々なこともあいかわらずありましたが、すべてこれらがふっとばしてくれました。
この夏もよい夏だったなぁ~。
Thank you very much !