ビニールハウス建設

2017.06.04

ハウス完成2017 spring

narumi farmメインの作物になるミニトマトのビニールハウスを建設し、無事完成しました。去年は手続きや準備が間に合わず、見送ったので二年目にしてやっと建設出来て良かったです。地元の職人さんチームに依頼させていただいて、本当に丁寧で親切な仕事にびっくりしました。

けんちゃんチーム


もともと私の農業の信条に、”出来るだけあるものを活かして工夫してやっていく”というのがあります。なので今までの農機具や、資材はできるだけあるものを使ったり、作ったりしてきました。ここの職人さんらも自分らの技術を最大限に活かして、やはり古くて捨てられていたもの、今までのものを修理して再利用するという方法で、私のハウスを自らの経験で見事に建設していただきました。

もともとここの農場の歴史は過去の大規模きゅうり栽培から薬草園と電気も水も通っている色々な設備や資材が残されている恵まれた場所です。基礎のハウスパイプももともとあったものを使用させていただきましたし、パッカーやパイプ等も倉庫や、圃場にあったものを再利用しました。いままでいたるところに放置されていた、このままではゴミになる資材たちがどんどん各部分におちついていき、どんどん圃場がかたづいていくのをみると気持ちがよかったです。

普通ならそのまま捨ててしまったり、新しい資材を高額で購入してしまうんだろうなぁと思います。新規就農して、多額の設備投資費用でものすごい借り入れをされている方をたくさん知っているので、本当に貧乏な農業初心者にとって有り難かったです。農業資材って以外と高くて、私は普段でも家でも、買い物をあまりしないし、服も家具も電化製品もだいたい貰ったものや、地元のゴミステーション百貨店でいただいてきて、上勝町に来て、新しいものをきちんとしたお店で購入した記憶が今までに、水筒と帽子くらいしかないんですが、なぜか畑には新品な資材を投入し、ときには福沢諭吉がぼんぼん消えて行きます。ちょっと違和感がるのですが、背に腹は代えられないのが現状です。

umi 1 春の風景

ところが今回は、私が知っている限りや、他の方の情報でも、施行と建設で600−800万円はかかるところを1/10ほどの神業価格でやっていただきました。これで、けんちゃんチームの3人の家の方角に足を向けて寝れなくなってしまいました。

作業途中や、休憩のあいだもいろいろ面白い事を教えていただき、面白かったです。タンポポの茎が笛になる事や、春の花の無い時期にネギ坊主にスプレーにして花束にした事や、白い鷹のようなチョウゲンボウという鳥を教えてくれたり、面白かったです。

けんちゃんによると、下着は、絶対絹がいいそうです。笑 なぜかわかりませんが、きっと本当にいいんでしょう。健康面とか、自然にも。

草引きのお手伝いをしてくれたインターン生なつみちゃん

いい仕事をするという現場を見せていただけて勉強になりました。
本当にありがとうございました。

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